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2010年4月14日 (水)

『第9地区』ネタバレあり

とゆーワケで今日は打ち合わせで池袋行ったついでに『第9地区』見てきました。
基本的に事前情報は全く入れずに、テレビCMをちょろっと見たくらい。

SF的には地球にやってきた異星人と地球人とのコミュニケーションがテーマ?
政治的イデオロギーは舞台が南アってことで深読みも出来ますが、
まあそんなにシリアスに掘り下げてるワケでもないですね。

映画が始まってしばらくはずっとドキュメンタリー番組的な見せ方してたんで
もしかしてコレって以前自分が『クローバー・フィールド』の感想で書いた
http://unnoya.moe-nifty.com/hotaru/2008/04/post_5929.html
偽ドキュメンタリーのコラージュ方式を本格的にやったもの?
とかちょっと期待してたんですが、途中から明らかにテレビカメラの映像じゃない
画面も出てきたんで、ああ、そういうことが目的ではないのね、と。

コンタクト物ったらSFの主要テーマの一つで、古くはウェルズの『宇宙戦争』、
ブラウンの『火星人ゴーホーム』やクラークの『幼年期の終り』に
ホーガンの巨人シリーズ、レムの『ソラリスの陽のもとに』と、
これぞSFならではの魅力に満ちた異文化コミュニケーションの究極の形。
個人的には梶尾さんの『地球はプレイン・ヨーグルト』と
エイミー・トムスンの『緑の少女』がお気に入り。

…と思って見てたんですが、あのエビ型異星人、
絶対人類とは判り合えないような外見してる割に予想以上に人間臭いっていうか。
普通に言語も音声だしなんだかお互いにヒアリング出来てるみたいだし
いわゆるスラム街にいるゴロツキ的な描かれ方しててちょっと肩透かし。
更に主要キャラであるクリスって異星人はやたら冷静だしアタマも良さそうだし
下手すると主人公の地球人以上に感情移入がしやすいというキャラ造形。

そうか、これってSFの形を借りたバディ物だったワケですね。
最初の印象ではもっとトンがった実験臭の強い映画を予想してたんですが
どんどん判りやすい方向に話は展開。
普通に燃えるアクションシーンやパワードスーツなんかも出てきて
なるほど、ベクトルとしては『アバター』に近いんだな、と。
パワードスーツのデザインもなんか似てるし。
まあ制作費は『アバター』の十分の一ですが(笑)。
SFバディ物ったら『エイリアン・ネイション』や『ヒドゥン』がありますが、
真っ先に思い出したのは『第5惑星』でした。タイトルも似てるし(笑)。
ラストのクライマックスのとこで「ここは俺に任せてさっさと行け!」とか
それこそまるで『キン肉マン』の劇場版のようなノリw

予告だと比較的シリアスなSFみたいな売り方してますが、
全然違って、良くも悪くもB級エンターテインメント映画だったワケですな。
そういう視点で見てみると、『アバター』よりもこっちの方に個人的には軍配。
見てる間はスピード感に押されて納得しちゃってた部分も
後で冷静になって思い返してみるとツッコミ所満載なのは両方そうだし(笑)。

どっちにしろ30億円という、アメリカ映画としては破格の安値にも関わらず
ここまでちゃんと面白いものを作ったってのはアイディアとセンスの勝利ですね。
というかこの予算規模って邦画の大作でも実現可能なレベルなのに
某怪獣映画最終作なんて20億円かけてアレでしたからねえ…。

ところで映画の前に虎に寄って単行本『貧ショージング・ストーリーズ』が
ちゃんと発売されてることは確認しました。
つか店頭にはとっくに並んでるしレビューなんかももうアップされてるのに
作者の元にまだ届いてないってどーゆーこと?w

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コメント

まさにチラ裏な内容ですね。

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